高IQ男女をマッチングさせるサイトは何故失敗したか?

IQが高い人の交流を目的とした団体「Mensa」が、マッチングサイト「Match.com」と手を結び、特別な人のための出会い系サイトを作りました。世の中には「制服好き」「馬好き」「田舎好き」など、さまざまな嗜好の人をターゲットにした出会い系サイトが存在し、こうした状況のなかに、知能がずば抜けて高い人の交流を主目的とした非営利団体「Mensa」も参加することになりました。

高IQ集団であるMensaの米国支部が、恋愛・結婚のマッチングサイト「Match.com」と提携して、特別な人のための出会い系サイトを作成しました。Match.comのMensaページによると、独身者の80%は、パートナー探しにおける重要な要素として「知性」を挙げているそうです。ただ、「知性」と「天才レヴェルの知能」は別のもの。サイトの質問リストで「知性」の欄にチェックを入れた人の80%にとってはおそらく、それはさほど重要ではないでしょう。逆に、気後れに感じてゲームから降りる人さえ出るかもしれません。

(以上、WIREDの記事より。一部略)

……という華々しい? ニュースが世間を賑わせたのが2014年6月のこと。そして現在そのサービスはどうなっているかというと、お察しの通り消滅しているようです。その理由は6つほど挙げられるでしょう。

1. 恋愛をしたい人にとって、それほど知性は重要ではかった

上記の記事にある通り、80%の人が知性の項目に「マル」を付けたとしても、それが重要かどうかは別の話です。あなたも、パートナーの知性はないよりもあったほうがいいでしょう?

2. そんなところに登録する人をパートナーにはしたくなかった

知性が重要とは言っても、知性によって選抜された団体に登録する顕示欲が高そうな人をパートナーにしたい人とはお付き合いしたくなかったのかもしれません。

3. Tinderなど他のサービスの大きさに飲まれた

これはかなりあり筋かと考えられます。現在所謂「出会い系」のサイトは群雄割拠が一巡し、大手のサイトいくつかがニッチな層まで抑えている段階です。わざわざ登録者数が少ない所に好き好んで個人情報を登録する人はよほどの物好きでしょう。

4. 高いIQを誇る人はそんなサービスに興味はなかった

高いIQを誇る人は結構シャイだったのかもしれませんね。シャイな方はあまり出会い系を使わないでしょう。

5. 高いIQを誇る人は、そんなサービスに頼る必要がなかった

あるいは、高いIQを誇る人は常に両手に花で入れ食い状態だったのかもしれません。

6. 高いIQの人は他の場所でも容易に見つかった

元々MENSAというのは「主催者の妹のIQが高すぎる為に男性が近づいてこないのを打開するための「合コンパーティー」のような物であった」という説があります。MENSAでその役割を全うできるならサイト自体は不要ですね。また、学校や職場は比較的近いIQの人が集まっています。高いIQの持ち主が高いIQのパートナーを求める傾向にあるので、そこでパートナーを探すことが出来るなら、サイトの需要はなかったでしょう。

要すれば、そもそも思想が間違っていたので需要が無かった、ということですね。残念でもないですし、当然に帰結と言えるでしょう。

【参考】

1. 「Mensa opens IQ-exclusive dating site」(https://www.wired.co.uk/article/mensa-dating-site)