実は足の人差し指を見ればIQの高低が分かる

「眼鏡をかけている人は賢そう」ですとか、あるいは「金髪で開襟が激しい人は頭が悪そう」とかそういったイメージは誰にでもあると思います。実際にカンボジアの政治家であったポル・ポトは「眼鏡をかけている人は知識人に違いない。高度な知識や教養はの愚民政策の邪魔になる」として片っ端から虐殺をしていきました。

しかし、ポル・ポトは間違っています。眼鏡をかけている人の中にも賢い人やそうでない人は当然いるので、この判断基準は誤りだったと言えます。なも、愚民政策自体が完全に誤りであることは言うまでもありません。

もしも(当然抹殺以外の目的で)知能指数が高い人を選出するとすれば、その方法は「足の人差し指の長さを見る」他はありません。

「3641 Pretty feet, so there!」というMENSA(メンサ:高知能集団)のとあるブログ記事には、「When I went to the Mensa world gathering in Orlando a few years ago, there were a few thousand Mensans from all over the world all wearing sandals, and I did my own informal survey. Four out of five Mensans there had Morton’s Toe. That’s an extremely high proportion.」という書込みがあります。ざっくり要点だけかいつまむと、「メンサ会員の5人に4人はギリシャ足(モートン足)だった」ということが書かれています。

補足すると、人間の足は以下の3タイプに分類できます。

  • エジプト型:親指が最も長い
  • ギリシャ型:人差し指が最も長い
  • スクエア型:親指と人差し指の長さが同じ

人間の足の指の長さというのはなかなか変更できることではありません。もしこれが本当なら、入社試験や公務員試験でも足の長さを確認すべき……というのは早計ですね。もちろん、統計学的に。

というのも、「賢い人間はギリシャ型の足の人間が多い」ことと、「賢い人間は全てギリシャ型だ」「ギリシャ型の人間以外は賢いとは言えない」とは全く異なるからです。もしも入社試験で足の形態だけで判断することが横行すると、貴重な人材を取りこぼす可能性はグンと上がるでしょう。もっとも、入社試験で足見せを要求する企業はこちらからお断りかもしれませんが。

更に、調査もごく限定的で、統計的に優位な差があるのかどうかも、しっかりとした論文で検証されているわけではありません。

ただ一方で、脳のニューロンの量など、それなりに妥当性は高いかもしれないが非破壊的に検査するのが極めて難しいものを調査するのに比べると、傾向を把握するという目的では確認するのはやぶさかではないかもしれません。こういった妙な研究やデータは、使いどころが難しいものです。少なくとも、ポル・ポトのような使い方は避けなければいけません。

【参考】

1. 「3641 Pretty feet, so there!」(http://thesilkentouch.blogspot.com/2012/10/3641-pretty-feet-so-there.html)