IQは高くなくても、練習問題をこなしてMENSAに入会しよう!

MENSAに入会したいと思いませんか? 高知能集団であるMENSAは、芸能人も「拍を付ける」ために入会したりしています。また、それ以外にも多種多様な職業・バックグラウンドを持つ方も大勢いらっしゃいます。共通するのは「IQが高いこと」のみ……とされています。

実は、性格には「IQが高いこと」が条件ではありません。もちろん、MENSAは「IQが高いこと」を唯一にして絶対の条件としていますが、正確には異なります。では正しい条件は何かというと……「IQテストの結果が良好なこと」です。

「いや、それってIQが高いことと同じじゃないか」と思うかもしれません。しかし、これは全く違います。テストの点が高いことと、「地頭が良い」ということは、経験的にも直感的にもご理解いただけるかと思います。それと全く同じ図式なのです。

「いやでも、IQテストってIQを測定することだから、テストの点数=IQなんじゃないの?」と思われたかもしれません。しかし、それも全くの誤解です。IQ測定もテストの一種である以上、テストと同様に対策を重ねれば、良い得点を獲得することができます。その証拠に、MENSAの公式サイトには以下の文言が記載されています。

「(前略)合格しなかった場合、1年以上間を開ける事により、生涯の内に合計3回まで受けることが出来ます。「生涯の内に合計3回まで」とは、「証明書入会判定と入会テストの合計で3回まで」を意味します。前回いずれの方法を使用したか、また今回いずれの方法を使用するかに拘わらず、申請には1年の間隔を空ける必要があります」

要すれば、受験間隔を開けることを要求しています。これの意味するところは、「複数回受験すれば合格の可能性が上がってしまう」ということです。そうでないならば、期間は関係なく回数のみ制限するという対策を取るはずです。それだけでは弊害があるので、間隔を設けています。

自転車に乗る少年

自動的に生成された説明

「でも、そんなことをして入るのが果たして正しいことなのか……」と、まだ思いとどまっている人に朗報です。実は、MENSAは公式に以下の文言と共に練習問題を用意してあります。

「ワークアウトの課題には、30分で30の質問に答えることが含まれます。 テストが終了すると、質問への回答と回答のディスカッションが表示されます。このクイズは娯楽目的でのみ提供されています。これはIQテストではなく、スコアによってメンサの資格が得られることはありません。 それでも、スコアに満足している場合は、適切に管理および監視されたIQテストを受けることを検討することをお勧めします。 もしそうなら、ここであなたはあなたの国のメンサのウェブサイト、電子メールアドレス、および他の情報を見つけることができます」

どうでしょうか。そろそろ練習問題を解いて訓練してもよい、という気がしてきたでしょう? ちなみに、「The induction of solution rules in Raven’s Progressive Matrices Test」という研究で、既にIQテストのような問題を解く際には、以前に解いた問題に利用されていたルールやパターンの記憶(あるいは知識)を、受験者は自然)再度利用することが明らかになっています。つまり、練習がIQテストのスコアに直結するということは明らかになっています。

【参考】

1. 「JAPAN MENSA|入会方法」(https://mensa.jp/join.html)
2. 「WORKOUT | Mensa International」(https://www.mensa.org/workout)
3. 「The induction of solution rules in Raven’s Progressive Matrices Test」(https://www.researchgate.net/publication/251432534_The_induction_of_solution_rules_in_Raven’s_Progressive_Matrices_Test)